(つづき)
東京にいってから、
恐怖から眠れなくなってしまった娘、
食事もまともにとれなくなっていましたし、
東京の夏は長野とは違い蒸し暑くて
冷房の中に日々籠りっきりで、
からだは深部からしっかり冷え、自律神経は乱れまくってしまっていました。
ウチに帰ってきたから…といって、
直ぐに安心が還る、、、というレベルでは
ありませんでした。
それから、自分がやってきた
漢方の知恵やマッサージや…
恩師に頼ったり、知人に聞いたり、
いろんなことを、試行錯誤、試していく日々が始まります。
私の師匠であるカウンセラーさんに
カウンセリングをしてもらいながら…
娘自身、そして、私自身も
「自分を知る、氣づく、癒す時間」を過ごすことになります。
・
娘のこの出来事から、
娘の感情は「恐怖」と、常に一緒に過ごすことになりました。
来る日も来る日も、
夜も昼間も恐怖と不調と共に生きている…
内臓の不調、吐き氣、頭痛、耳鳴り、めまい、食の乱れ、ホルモンバランスの崩れ、不眠…
日によって出方も症状も波がある。
そして、恐怖は物音、暗闇、窓が空いていること、自然災害、家族の心配…あらゆるそれが怖いと限定できるものの他に、目に見えないものへの
恐怖も強くなっていきました。
誰かに見られてる氣がする…誰かがうちにいる、
など。。。
自分の部屋で過ごせなくなってしまい、
私と旦那と川の字で夜、眠るようになります。
・
娘自身は、からだの不調に対して、
強く苦しみや辛さ、不安、恐れ、絶望感、罪悪感、時として怒りを訴えてきました。
無理もないくらい、眠りにつけなかったし
本当にその不調は娘の中で現実に起きていて、
闘っているのです。。。
からだに何かあるんじゃないか!?
私は何かの病気なんだ!!
と、娘は病気を疑っていました。
今は便利過ぎる時代だから、
ネットで直ぐに調べることができるので、
たくさんの情報を検索しては、
いつも過度に心が反応し、落ち込み、不安になり自分を自ら追い込んで、更に更に、恐怖の氣持ちは強さを増していきました。
病気だという情報、からだにある症状を
直視して体感しているので…いくつもの病院へ行くことになります。
内科、耳鼻咽喉科、個人病院、大きな病院、
そして、薬を出されては効かず…また、違うことを疑う…検査を何度もしては、異常はない、と。。。
私には"やっぱりな…"と
"良かった〜"いう安堵感がありましたが、、、
娘にしてみたら…病気やからだの異常の診断がついた方が、納得がいったので、
酷く複雑な想いだったし、落ち込んでもいました。
こころのことが原因…と、いうことを
娘自身が受け入れること…本人にとっては
自己否定に繋がるし、自分の氣持ちと向き合うことに…嫌感があったのだと思います。
病院にいく度に…ストレスが原因かな?…
まだまだ若いからね、からだは異常ないでしょう。。。と、言われる度に、そんなに私のこころは
ダメなの?と、言われているような氣持ちに
なったと、話してくれました。
私はお仕事柄、いろんな人のからだやこころの
お悩みを聞いたりみたりしている中で、
娘と対話するのだけど…娘にとっては、母親、でしかないので…感情が先立ってしまい、
なかなか、娘の耳にすんなりとは、入っていかずな現状もありましたし、
娘がからだも、そしてこころも受け入れる氣持ち
になるまでに時間がかかりました。
・
そんなこんなで、娘のこれまでの人生や感じていたこと、ここに来るまでの
「トラウマが発生した出来事の時間軸」や
「インナーチャイルド」を、みていくことになります。
そして、母親の私自身も、母親としての人生、自分としての人生、自分自身をわかってあげる
時間になっていきます。
(つづきます。)
長々とお読みいただきありがとうございます。
1日お疲れ様でした。
ゆっくり休まれたり、
良い夜をお過ごしくださいね(^o^)/